卒業生INTERVIEW

絶対にCAになりたい。北中なら、その夢を叶えられると思った。

vol.1

竹山 季佐さん

エミレーツ航空
キャビン・アテンダント

2004年3月
北陸中学卒業(4期生)
2011年3月
関西外語大学 卒業

大学卒業後、2013年のエアライン・オブ・ザ・イヤー第1位に選ばれたエミレーツ航空で、CA(キャビン・アテンダント)として勤務中。ドバイ在住。(2014年 取材)

ニュージーランド研修の光景が夢への扉を開いた。

小学生の時からCAが夢だった私にとって、英語の上達は絶対必要でしたので、北陸中学校との出会いは必然だったと思います。学校パンフレットに載っていたニュージーランド研修の様子を見て、「ここだ!」と。授業も少人数制なので英語の上達スピードが早いだろうと考え、両親に相談しました。即、賛成してくれましたよ。
高校受験のプレッシャーがないことも選択の大きな理由でした。公立の同級生たちが高校受験に合わせた勉強をしている頃に、私は自分の夢を叶えるための勉強であるニュージーランド研修に参加できると考えたら、胸の高鳴りが止まりませんでした。
実際、ニュージーランド研修では、かけがえのない貴重な体験が得られました。特に忘れられないのが、ホームステイ先での暮らしです。
英語での会話は、最初なかなか思うようにできませんでしたが、恥ずかしがらずに自分からどんどん話しかけていきました。そのおかげで、研修中の期間で一気に上達しました。
私は北中の吹奏楽部でフルートを担当していたのですが、ちょうどホストマザー(ホームステイ先のお母さん)がフルートの先生で、コンサートに連れていってくれたりしました。また、その家には幼いお子さんがいて、私のことをとても慕ってくれました。2週間しか滞在しなかったのに、帰る時に、ホストマザーが「あなたはこの子たちのお姉さんよ」と言ってくれてすごくうれしかったです。

少人数だからクラス全員が家族のような仲の良さ。

北中の学校生活はといえば、「とにかく楽しかった」。休みの日でも学校に行きたい、と思うくらい毎日が楽しかったですね。クラスの友だちは皆、本当に仲良かったですね。人数が少ないこともあり、家族のような感覚でした。もちろん子供同士ですから、ケンカはありましたが、6年間一緒なので必ず仲直りします。高校が同じ敷地内にあることで、先輩と後輩の距離も近く、友だちのような関係だったように思います。
先生も、素敵な先生ばかりでしたね。少人数制なので、すべての先生が、一人ひとりに対して本当に丁寧に接していたように思います。たとえば勉強でわからない点があって放課後に職員室へ足を運ぶと、夜遅い時間になっても、わかるまで徹底的に教えてくれました。高校に進んでからも、進路の相談など中学校の先生のところへ相談に行っていました。感謝してもしきれないです。

北中の学びのおかげで大学では特別クラスに。

高校卒業後は、CAの就職率がトップの関西外語大学英語学科へ。北中・北高で十分に勉強してきたおかげで、大学では成績上位者が集う特別クラスに入れました。そのクラスは授業数が多く、部活もできないくらい大変でした。でも、頑張った甲斐あって、念願のエミレーツ航空に就職できました。数千人の中で10人ほどしか合格できない狭き門。採用の連絡を受けた際は、号泣して喜びましたよ。
いま、振り返ってみて、大学よりも高校よりも、やっぱり北中での3年間が、私に最も影響を与えてくれたし、今までの中で最も楽しかった時間だったなと思います。先生ともクラスの友だちとも一体感があり、アットホームな雰囲気の中で、自分らしくのびのびと毎日を送ることができました。これからもずっと何度でも思い返したい、私の大切な宝物です。