松宮 大起さん
福井市商工労働部
観光文化スポーツ局スポーツ課企画係
北陸中学14期生。立命館大学産業社会学部卒業。福井市役所勤務。若手職員プロジェクトチームのリーダーとして活躍。商工労働部観光文化スポーツ局スポーツ課でプロスポーツチームの応援気運文化の醸成に尽力する。
小学生から続けているバスケットボールと大好きな勉強を両立できる環境がどこよりも整っていることから、北陸中学に進学しました。ここには勉強とスポーツ、それぞれに熱心かつ丁寧に指導してくださる先生方がいて、いつも親身にサポートしてくださいました。その結果、バスケットボール部ではキャプテンを務め、県大会で優勝。県選抜メンバー12人にも選出されました。勉強面では、学年1〜5位程度(32人中)をキープすることができました。
ニュージーランド語学研修、バスケットボール部での合宿や遠征、大会など、北陸中学の3年間は数多くの思い出がありますが、最も強く印象に残っているのは3年生のときの応援団長の経験です。黒組の応援団長として、部活動と並行しながら日々の応援練習で下級生たちをまとめあげた日々は、今も鮮明に思い出すことができます。副団長たちの献身的なサポートのもと、新たな大技などにチャレンジし続けた結果、高校生も含めた応援の部で最優秀賞を勝ち取ることができ、伝統ある北紫祭の歴史に名を刻めたことが大変うれしかったです。
北陸中学・高校の6年間は、今の自分を形成する上で非常に重要な6年間だったことに間違いありません。勉強と部活動、それぞれ共通して「継続することの大切さ」について身をもって学ぶことができました。人生において、楽しいときやうまく進んでいるときは、誰だって調子が良くうまくこなせます。真に重要な場面はそこではなく、壁にぶつかりうまくいかず追い込まれたとき、いかに創意工夫してその局面を乗り越えていくか、その過程そのものが重要だと気づきました。
誰にも負けないメンタルと継続力、ハングリー精神を身に付けることができたのは、勉強と部活動の2つの軸を両立させるという自分にしかないこの武器を、いかなる場面でも継続できたからこそ。「苦しくても続けること」、「すぐに結果が出なくてもあきらめず、がむしゃらに挑戦し続けること」、それらの大切さを知ったことで、圧倒的な自信と、なにごとにもアグレッシブに活動する意欲などが芽生えました。
今年3月までの4年間は、市政情報や地域の魅力などを市内外に発信する総務部 市長公室広報プロモーション課で、市広報誌「広報ふくい」の企画・取材・撮影・編集・校正すべてに携わりました。
それと並行して力を入れたのが、「クリエイトフクイプロジェクト」の企画立案・予算要求等です。このプロジェクトは自分がリーダーとして市役所全庁でメンバーを募り、部局横断でプロジェクトチームを結成したことから始まりました。「福井市を盛り上げたい」Z世代の若者と、「市政運営に若者の力を入れたい」福井市をつなぎ、両者が連携・協力しながら、福井市のまちづくりや課題解決、プロモーションなどに対し全庁的に取り組むこれまでにない体制で、プロジェクトに参加した若者たちを継続的にサポートする若手職員プロジェクトチームのリーダーとして、今年6月から始まるプロジェクトの中枢を担っていきます。
今年4月から、商工労働部 観光文化スポーツ局 スポーツ課にて、福井市の生涯スポーツの振興、スポーツを活かしたまちづくり・地域活性化、地元プロスポーツチームの応援文化醸成などに取り組んでいます。福井市をホームタウンとして活動する「福井ブローウィンズ」と「福井ユナイテッドFC」との連携事業の企画・調整などを担当し、プロスポーツチームを市民一体となって応援する気運・文化の盛り上げに尽力しています。
5月に開催された「福井ブローウィンズ プレーオフ パブリックビューイング」では、自分が作成した「福井市×福井ブローウィンズ特別企画2024−25 シーズン選手年鑑」を来場者に配布。来場者から「今までになかった企画で最高です!」「家宝にするくらいうれしいです!」という声をいただきました。
勉強と部活動の両立という人生の軸となる基盤を、北陸中学校時代にしっかり整えることができたからこそ、週6で過酷なバスケットボール部の練習に励んだ高校・大学生活も、毎週企画・プレゼン・事業実施のサイクルに励む福井市役所職員としての業務も、自分なりに楽しく果敢にチャレンジし続けることができています。
福井市役所職員として、今後は、これまでの公務員や市役所職員にはない発想・アイデアで、新しい企画・事業を積極的に創出したいです。そして、福井市のまちづくりや市政運営に改革を起こし、いかなるときも若者が主体となり、ワクワクできる楽しい福井市を創っていきたいです。