HOKUCHU diary

中学3年生 理科出張授業


みなさんは「東レ(TORAY)」という会社をご存知ですか?会社の名前自体はあまり耳にしたことがないかもしれませんが、実はヒートテックにつかわれている繊維や、浄水器のろ過装置を研究・開発している大きな会社なのです。
本日はその東レの方に来て頂いて、中学3年生に出張授業をして頂きました。テーマは『先端材料と地球環境問題とのかかわり~素材には社会を変える力がある~』ということで、中空糸膜を使ったろ過の実験を行いました。ろ紙を使った普通のろ過ではこしとれない色水も、この中空糸膜を通せばなんと透明な水に・・・!!この技術が浄水器などにも利用されているのですね(*^_^*)
他にも炭素繊維についても実物を見せてもらいながら、詳しく説明して頂きました。飛行機など、さまざまなものに利用されていくほど、二酸化炭素の排出量削減につながるという話をお聞きして、「1つの素材が世界を変える」という言葉の意味が伝わりましたね。
今回の出張授業で講義をしてくださった田中宏一さん、そしてコーディネーターの平井充さん、本当にありがとうございました。


普通のろ過ではこしとれない色水

ろ紙の500倍細かい穴の開いた中空糸膜


この中空糸膜のチューブのついた注射器で色水を吸うと

なんと色水が透明に・・・!!


浄水器にも中空糸膜が使われています

炭素繊維の実物も見せて頂きました