HOKUCHU diary

特別講演会


ルワンダ共和国で義肢製作所を開き、障害を持った人たちへの様々な支援活動を行っていらっしゃるルダシングワ・ガテラ・エマニュエル氏とルダシングワ(吉田)真美氏ご夫妻にご来校いただき、お話をお聞きしました。
ルワンダの自然、人間、産業、歴史、そして1994年に起きたジェノサイド、義肢製作や障害者へのスポーツ支援、教育の大切さなど、さまざまなことを教えていただきました。植民地支配下で人為的に作られた民族対立解消への道のり、教育を通して植えつけられた差別と憎悪を乗り越えるために必要なのは、やはり教育、少年期の正しい教育であること、世界の多くの地域と人々との交流が大切であることなど、日本に暮らす私たちにとってもたいへん示唆に富むお話を聞かせていただきました。現在は隣国のブルンジでも活動されているそうです。「ルワンダはいい国です、ぜひ現地に足を運んでみてください。」とのお誘いもいただきました。
生徒たちは、NHK-TVで2004年に放送された「プロジェクトX挑戦者たち~悲劇のルワンダ希望の義足~」を事前に見て、ルワンダで起こったこととルダシングワ夫妻の活動について学習していたこともあり、熱心に聞き入っていました。「自分の人生を考える良いきっかけをいただきました。」という生徒の感想も聞かれました。講演会の最後に、生徒代表が、中学・高校生徒会が中心になって集めた義援金をお渡ししました。
今回の講演会は、福井北ロータリークラブからのご紹介で実現したものです。同ロータリークラブは、継続的に支援活動を行われています。本校でも、何らかの形で、いただいたご縁の絆を育んでいけたらと思います。お話の中で、2020年開催の東京パラリンピック車いすマラソンへのガテラさんの出場が、今後の目標の一つだとお聞きしました。スポーツが、どのような困難な状況からも立ち上がり、前を向いて生きていくための大きな力となる、ということを実感させていただきました。ガテラさんの出場を、私たちの目標にもできたら素敵ですね。
ガテラさん、真美さん、北ロータリークラブの皆様、ありがとうございました。

活動の詳細を知りたい方は、
【 ムリンディ・ジャパン・ワンラブ・プロジェクト 】のサイトをご覧ください。