PROFILE
南中山小学校出身。北陸中学では陸上競技部でキャプテンを務めた。2年前期に生徒会副会長、後期に代議員長を務める。3年前期に生徒会長となり、校則改定委員会を立ち上げた。福井高専ジュニアドクター育成塾に2年連続参加。
—北陸中学に入学を希望された理由を教えてください。
決め手になったのは、ニュージーランド語学研修です。5歳頃から英語を習い始めて海外に興味があったので、海外に行ける学校を探してニュージーランド語学研修のある北陸中学を選びました。

—ニュージーランド語学研修はどうでしたか。
最初は不安しかなかったんですけど、生徒代表としてスピーチをしたり、ホームステイ先のホストファザーと交流を深めていったりするなかで、人前で話す怖さが徐々になくなっていきました。現地の方はみんなとてもフレンドリーで、知らない人でも街ですれ違ったらハローと声をかけてくれるなど、とてもやさしかったです。

—現地でのプレゼンについて教えてください。
現地の小学生たちに昔話の「桃太郎」を英語でプレゼンしました。身振り手振りで鬼を表現したり、鬼退治の豆まきを演じたりしました。豆まきには子供たちにも参加してもらったのですが、「とてもおもしろかった」と言ってもらえて自信につながりました。
—ホストファミリーとの交流はどうでしたか。
同級生と2人でホームステイしたのですが、初めは自分の思いを英語であまりうまく伝えられませんでした。でも、ホストファーザーがすごくやさしく接してくれて、僕たちのことを頑張って理解しようしてくださったので、僕たちも安心して片言の英語で話ができるようになりました。ホストファーザーと一緒に楽器を弾いたり、休日はキャンピングカーみたいな大きな車で海にでかけたりしました。ニュージーランドは自然が多く緑が豊かで、家のそばにある滝に飛び込んで遊んだりもして楽しかったです。

—語学留学で、北陸中学の英語の学びを生かすことはできましたか。
先生方は語学研修に向けて生徒たちのために一生懸命英語を教えてくださったので、僕たちも英語力を身に付けてニュージーランドに旅立つことができ、とても良かったと思います。クラスでは友達とわからないところを教えあったり、お互いに理解しながら英語力を高めていくことができました。
—クラスメイトについて教えてください。
北陸中学は少人数制なのでコミュニケーションが取りやすく、みんな仲良くでき、たくさん友達ができます。僕は小学生のときは人前で話すことを恥ずかしがるタイプだったんですが、北中ではずっと一緒の仲間なので、授業内のプレゼンでも緊張感がほぐれていって、どんどん自信を持って話せるようになりました。

—先生方との交流はどうですか。
わからないところは積極的に聞くことができますし、先生の方からもフランクに話しかけてくださります。担任の先生は生徒一人ひとりの意見をちゃんと反映させてくれる方で、高校に進んだ今も、廊下で会えば声をかけてくださるなど、すぐ近くで見守ってくれている感じがして嬉しいです。
—生徒会活動にも積極的に取り組まれてきましたね。
1年生で生徒会長をした同級生に憧れて、僕もそういう立場に立って中学校全体をまとめられたらと思ったんです。それで、2年の前期に生徒会副会長をしました。2年後期で生徒会長に立候補したときは残念ながら落選したものの、代議員長を務めて人前に立つ勇気を育み、3年前期で生徒会長になりました。
—生徒会長として取り組んだ生徒会活動について教えてください。
ルールメイキング委員会という校則改訂委員を立ち上げ、学校行事の運営などに力を入れました。生徒が不安に思っている校則についてアンケートを取り、そこで一番になったものをピックアップして、高校の運営や指導部などと話し合い、校則を変えていくよう取り組みました。今の生徒会メンバーがその活動を継続してくれていて、以前は北陸中学では不許可だった女子のお団子ヘアが採用されました。

—生徒会長として、どんなことを意識して取り組まれましたか。
はじめは僕の意見を聞いてくれない生徒もいたんですけど、頑張ってひとり一人に理解してもらえるよう話し合いを重ねていきました。ルールメイキング委員会を作ったけれど校則改正まではできなかったので、北陸高校でも生徒会に入ろうと思っています。
—陸上部でも活躍されたそうですね。
小学3年生から陸上を始めて、中学校でも陸上部に入りました。どちらかというと長距離ランナーで、地域のマラソン大会とかにも出場し、足羽川ふれあいマラソンでは中学生男子5kmの部で3位になりました。陸上部のキャプテンを務めたときは、生徒会活動と同じように意見をまとめるのがとても難しく、やはりひとり一人と話し合い、みんなで同じ目標を持って、チーム一丸となって頑張りました。

—北陸高校でも陸上を続けるのですか。
小学生の頃からサッカーに興味があって、友達もサッカーが好きなので、一緒にフットサル部に入ろうと思います。それとは別に、体を動かすのが好きなので、家の近くの公園とかを毎日走ってトレーニングしたり、陸上部の先生が教えてくれた筋トレで体作りをしたりしています。
—福井高専ジュニアドクター育成塾に2年連続で参加されたきっかけはなんですか。
プログラミングが好きで、父から福井高専ジュニアドクター育成塾でプログラミングの一歩進んだ体験ができるみたいだとすすめられ、面白そうだなと思い申し込みました。専門学校なので本当にリアルというかマニアックなところまで教えてくださって、さらに興味が湧きました。
—福井高専ジュニアドクター育成塾では、どういったことをするのですか。
1年目は主にプログラミングの学習で、2年目は実際にそのプログラミングを使って何かしてみようという感じです。僕は「越前がにロボコン」に出場しようと思って、プログラミングで制御しながら、カニに見立てたロボットを作りました。先生にほめられるものができたんですが、日程が合わず出場できなかったのが悔しかったです。でも、ロボットを作ることができたのはうれしくて、今でも家に飾っています。

—将来の夢や目指している大学について教えてください。
プログラミングや精密機械に関わるような仕事に就きたいと思ってます。大学は、広大な敷地にいろんな設備が整っている北海道大学に進みたいです。北海道は自然が豊かなので、冬はスキーとか、夏は登山とかを楽しめたらと思います。

—北陸中学の魅力を教えてください。
語学研修をはじめ生徒会活動、福井高専ジュニアドクター育成塾、陸上部のキャプテンなど、北陸中学の3年間でいろんなことを体験できます。それと、高校に進むと最初は緊張して友達ができないけど、僕たちはクラスのみんなと進学するので、高校1年生から友達と学校生活を楽しめるのもいいなと思います。
—ニュージーランド語学研修を目指す未来の後輩にメッセージをお願いします。
ホストファミリーや現地の学校など、最初は知らない人ばかりで戸惑うこともあると思うけど、みんなやさしくて、頑張って話しかけてくれます。中学3年生でニュージーランドに2週間ホームステイできるのは、他ではあまりないこと。未来の自分のために、ここでしかできない貴重な経験ができると思います。
