夢を抱けSPECIAL ISSUE
この春、志望校に合格した
内進卒業生4人にお話を聞きました!

—大学への進学理由と、将来の夢を教えてください。
吉岡:金沢大学理工学域物質化学類に進学したきっかけは、高校1年生の時に参加した福井大学オープンキャンパスでの実験がとても楽しかったからです。将来は研究者になって、環境問題を解決できるような素材を作りたいです。

荻原:東京都立大学健康福祉学部看護学科で看護師を目指します。理由は、中学生の頃に祖父が亡くなる時、看護師さんが祖父に寄り添い、家族の話を聞いてくれたおかげですごく安心して看取れたからです。私もその看護師さんのように患者さんの近くに寄り添える存在になりたいです。


松原:山口大学の共同獣医学部に進みます。小さい時から本当に動物が好きで、子どもの頃にうさぎを飼っていた時に通っていた動物病院の先生に憧れ、自分も獣医師になりたいと考えるようになりました。

西出:福井大学の工学部物質・生命化学科を選んだ理由は、小学生の時からずっと純粋に化学に興味があったからと、地元に残りたいという気持ちが強かったからです。将来のことはまだわからないんですが、大学の4年間で繊維工業などの化学を学び、自分が研究したいことが見つかればいいなと思っています。

—大学入試で力になった北陸中学での学びを教えてください。
荻原:学校推薦型選抜の面接試験で、高校で生徒会とダンス部で活動していた時の経験が生きました。勉強に加え、生徒会と部活を両立するのは大変だったのですが、それを乗り越えた経験があったからこそ、面接で自分が思うことをしっかり伝えることができました。

松原:北陸中学で初めてiPadを使った勉強をしたことです。気になったところはiPadを使ってすぐに調べ、知識を深めることができました。自分で情報を集める力は、これから大学の学びでもきっと役に立つと感じています。


西出:僕も同じで、やっぱり授業などでiPadを使う機会があったことは大きかったです。宿題や課題の提出もiPadで、そこでアカウントの管理もするのですが、それって機会がないとなかなか自分でやらないこと。社会に出てからも必要なスキルで、早い段階からそうした練習に取り組めたのは良かったです。

吉岡:英語を使う体験がたくさんあったことです。中2の国内語学研修ではスワヒリ語を話すタンザニアの方がいたんですが、僕がスワヒリ語で挨拶したらすごく喜んでくれて、いろんな国の人としゃべれるようになりたいと思うようになりました。得意教科が英語なのは、そうした体験のおかげです。

—英語の学びで、特に印象的だったことはなんですか。
松原:高校で参加したエンパワメントプログラム(現グローバルスタディーズプログラム)は、英語だけでなく将来についても考える良い機会になりました。海外留学生の方に「獣医になり、英語を話す人とも仕事をしたいみたい」と話をした時、「これからコミュニケーションが大事だから、自分から人に話しかけるといいよ」とアドバイスをもらい、より自分のやりたいことがはっきりしました。


荻原:私たちが中学3年生の時はコロナの影響で、ニュージーランドではなく学校内で2泊3日の語学研修をしたのが印象に残っています。。高校で体験したエンパワメントプログラムは5日間あって、初日は英語を話すことに抵抗があったものの、最後は1人で行う英語の発表も自信を持ってできました。

吉岡:中学2年生の時に行った国内語学研修です。僕は荻原さんと同じグループで、クイズ形式でニュージーランドに関する発表をして2位に選ばれました。エンパワメントプログラムに参加した時は、単語ではなく、なるべく文章でコミュニケーションをとれるよう意識し、実践的な学びになりました。


西出:中2での国内語学研修も、高校でのエンパワメントプログラムも、日本語をしゃべると怒られるんですよね(笑)。特に、北陸中学は英語に触れたりコミュニケーションをとる機会が多いので、それを生かすことができたらすごいスキルになるだろうなと思います。

—そもそも、皆さんが北陸中学に入学された理由を教えてください。
西出:小学生でボーイスカウトをしていた時、2歳上の先輩が北陸中学だったことがきっかけです。それから、中高一貫校なので高校受験をしなくていいのもすごい大きかったです。

松原:私も姉が北陸中学にいたことと、英語が深く学べることが入学の理由です。それと、中高一貫校で高校受験がないので、自分のやりたいことや勉強などがしっかりできるのではとも思いました。


吉岡:ニュージーランドの語学研修があることを知って、進学を決めました。残念ながらコロナ禍でニュージーランドへは行けなかったんですが、海外に留学したい気持ちは変わらず、大学で海外に留学したいと考えています。

荻原:私も吉岡さんと一緒で、ニュージーランド語学研修に行きたくて入学しました。他にも、姉が北陸高校にいたので、一緒に学校へ通いたいなという思いもありました。

—中高6年間での思い出深いエピソードを教えてください。
荻原:高1から生徒会とダンス部で活動していて、3年の大学受験期は勉強との両立が大変でした。推薦入試の時期が学園祭と重なっていたので、ダンス部の仲間が文化祭のパフォーマンスの振りつけを個別に教えてくれました。生徒会は3年生が多く、生徒会室でみんなと勉強するなど、仲間同士で協力しあうことができました。


松原:4歳から始めたピアノを、高校2年生まで続けたことです。両立は大変でしたが、ピアノが好きなので勉強の息抜きにもなっていました。高3で受験に向けてピアノをやめたのですが、機会があったら再開したいです。

吉岡:中高6年間にわたる茶道部の活動が印象に残っています。入部のきっかけは、稽古でお茶とお菓子が出るのが最高だな〜という軽い気持ちでしたが、実際にやってみると茶道は奥深く、ずっと続けられるなと感じました。福井大学茶道部の先輩とか、いろんな人とのつながりを得ることもできました。


西出:僕と吉岡くんは小学校が同じなんだけど、小学校の時はほとんど関わりはなくて、北陸中学で同じクラスになり、茶道部も同じでした。入学当初は学園祭とかでお茶を出せたんですけど、中2の頃からコロナ禍でできなくなり、高2あたりから以前と同じことができるようになりましたね。

—学校外での活動にも、積極的に取り組まれていたそうですね。
吉岡:高校でエコノミクス甲子園に出場したり、AIG外交官プログラムの応募に挑戦したりしました。また、語学に興味があって、英語と中国語以外にもいろんな外国語を学んでみたくて、ロシア語の勉強をした時期もあります。

西出:中2の頃から本格的な実験をするようになって、高校の時には自宅兼実験室でいろいろ作ったり、水耕栽培などをするなどさまざまな実験をしていました。大学ではさらにいろんな実験をして、学びを深めたいです。


松原:中学1年生の時、姉と一緒に金沢大学のジュニアドクターに参加しました。それから、ピアノでは、日本クラシック音楽コンクールや福井県音楽コンクールなどに出場しました。

荻原:6歳の頃から新体操をしていて、中学ではクラブチームで3年連続県1位になりました。ただ、高校で新体操を続けるには他校へ行かないといけなかったので、進学をきっかけに違う部門にもチャレンジしようと考え、新体操をやめました。寂しい気持ちもありましたが、ダンス部で出会った仲間とは今も仲が良く、より多くの経験ができたので、新しい道に進んで良かったです。

—これから大学でやりたいことを教えてください。
松原:これまでボランティア活動をあまりしてこなかったので、大学ではいろいろやってみたいです。特に、地域猫を保護したりするボランティアに興味があり、それに関する団体に参加したいと思っています。


荻原:4年後に看護師の国家試験があるので、それまでにしっかり学んで自信をつけていきたいです。それから、東京では中国や韓国の方を見かけることが多いので、英語だけでなく中国語などの資格を取るなど多言語にも挑戦したい。語学力を向上させて将来の仕事に生かし、活躍の場を広げていきたいです。

吉岡:僕も語学に興味があり、いろんな外国語を学んでみたくて、大学ではフランス語かスペイン語のどちらを取るかで迷っているところです。それと、父方の祖父母が中国にいるんですが、5年位ずっと会えていないので、ひとり暮らしの準備や引っ越しが落ち着いたら久しぶりに会いに行きたいです。


西出:みんな県外の大学だから、引っ越しとか大変だよね。自分は鉄道に興味があるので、入学前の休みを活かしていろいろな電車に乗ってみたいです。

吉岡:西出くんは鉄道の話になるとすごく長いから夜になっちゃいますよ。(一同笑)

—最後に、北陸中学の未来の後輩にメッセージをお願いします。
西出:クラスのみんなとは中高6年間ずっと一緒なので、人間関係を大切にしてほしいです。僕はコミュニケーションが得意な方ではなかったんですが、みんなといろいろなことを話せるようになった6年間だったと実感しています。

荻原:ニュージーランド語学研修をはじめさまざまな語学研修があり、英語力を身に着けられます。外国人の先生もいるので、学校生活を送る中で、より近くで英語を活用できる機会が多くあります。また、中高一貫校で高校受験がないぶん、中学のうちから大学進学にむけた時間をとれるところも素晴らしいです。


松原:北陸中学は少人数制が大きな特徴で、友達との距離が近く、先生も親しみやすくて気軽に質問できる環境があります。大学受験に向けて、中高一貫で自分の得意分野を伸ばしていってほしいです。北陸中学は自分を成長させていける環境があるので、ぜひ、みなさん北陸中学にきてください。

吉岡:英語の語学研修をはじめ、中高6年の間には本当にいろんなイベントがあるんですけど、どれも北陸学園でしか得られない特別な体験です。みなさん、ぜひ北陸中学に進学してください!

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